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インターナショナル・クルーズ・マーケティング株式会社 中川節子さん 前編

「シルバーシ―・クルーズ」や「ザ・ワールド」など世界各地のクルーズ会社の日本地区正規販売代理店を務めるインターナショナル・クルーズ・マーケティング株式会社の代表取締役・中川節子さん。

クルーズ旅の魅力について存分に語っていただきました。

 

 

● 観光地が自分のところにやってくる

 

ロズリン : 去年、初めてクルーズ旅を経験したんです。結婚40周年記念に夫のリクエストで、ポナン社の船に乗りました。

 

中川 : フランスの船ですよね。すごくおしゃれですね。

 

ロズリン : 8日間の船旅で、アテネで乗って最後はベニス。ギリシャの島とかモンテネグロとかクロアチアも回ったんです。もう最高でした!

 

中川 : 船って楽なんですよね。船が移動してくれるから、観光地が自分のところにやってくる。

 

ロズリン : 荷物が重たくても、乗っちゃえば関係ないですし。

 

中川 : 乗ってすぐに荷物を解いてしまえば、降りるまでそのままでいいんです。寄港地で観光に行くときも、トートバッグにタオルとクレジットカードとお水を入れるくらいで身軽に出かけられます。そういうのが船はすごく楽ですね。

 

ロズリン : お金が必要なのは降りたときだけですよね。クレジットカードがあれば、船の中ではお金は一切いらない。

 

 

中川 : どんな船でも食事は完璧についていますし、ラグジュアリー船はアルコールを含むお飲み物も基本、フリーです。マッサージやスパなどは別料金だったりしますが。

 

ロズリン : とにかく気に入りました。実は行く前は、どうかなと思っていたんです。でも、乗ってみたら完全にハマってしまって。そんなわけで、クルーズ旅を提供する側の中川さんにもっとくわしくお話を聞きたいと思ったんです。

 

中川 : ありがとうございます。

 

 

●日本人で初めて外国船スタッフとして乗船

 

ロズリン : まずは、中川さんがこの業界に入ったきっかけから教えてもらえますか。

 

中川 : 今から30年以上も前になるのですが、ノルウェーのロイヤルバイキングラインという往年の豪華客船の日本代表事務所の社長が知り合いで、日本人もクルーズ船に乗るようになってきたから日本人スタッフもいた方がいいということで、私を誘ってくれたんです。それで、日本人で初めて外国船の中で働くスタッフとして入りました。

それまで船のことを全然知らなかったのですが、乗ってみて、こんな世界が世の中にあるのか、と感動しました。スタッフも本当にエンジョイしています。寄港地では1日休みをもらえますし、仕事をしているのか遊んでいるのかよくわからない感じです(笑)。

 

ロズリン : 船の中ではどんなお仕事をしていたんですか。

 

中川 : ホテルのレセプションのような仕事や、いろいろな国に行くのでその際に必要となるお客さまの入国手続きの書類を揃えたり、日本人のお客さまに翻訳や通訳などのお世話をしたり、ホステスとして船内で楽しんでいただくサポートをしていました。

 

 

ロズリン : どのぐらいの期間、乗っているんですか?

 

中川 : 4ヶ月乗って2ヶ月休みとかそんな感じ。

 

ロズリン : わあ、大変ですね。でも、そういうのが好きな人もいるでしょうね。

 

中川 : 船の仕事って合う合わないが大きくて、すごくフィットする人と、閉鎖的な空間に長い時間いることに耐えられない人とがいるのですが、私は全然平気でした。

結局、3年半ほど船で仕事をして一旦辞めて、その後しばらくマーケティングの会社にいたのですが、前に私を雇ってくれた人がまた誘ってくれて、今度はオフィスで働き始めたんです。そうしたらその人が急に「会社を辞めます」と。例の同時多発テロ、ああいうことがあると旅行業界って一気に冷え込むんですよね。それで、もう会社をたたむことにした、って言われたんだけど、そうしたら私、失業しちゃうので「じゃあ、私がやります」と言って、社長になったんです。それから20年、いろんなことがありながらも楽しくやってきました。

 

 

●いちばんの魅力は「目覚めれば次の街」

 

ロズリン : クルーズ旅のどういうところがおすすめですか。

 

中川 : いちばんは、移動の無駄がない、というところです。たとえば1週間くらいでヨーロッパを回る場合、ツアーだとヨーロッパ周遊3カ国とかのプランが一般的ですよね。でもそうすると、飛行機で行って、ホテルに入って荷物を解いて、1日経ったら荷物をまとめて、また飛行機に乗って、という繰り返しで移動の無駄がすごく多いんですよね。船は朝、港に着いて夕方から夜にかけて出航するので、まる1日遊んで船に帰って来て食事やショーを見たりなど楽しんでいる間に次の港に着いてしまいます。つまり、目覚めれば次の街。毎日違う景色が目の前に広がるんです。

 

ロズリン : ホテルごと移動してくれるようなものですね。

 

 

中川 : すごく体が楽なんです。なので年配の方が多いんですが、その理由はそれだけではなくて、日本の場合、とくに若い方は長い休みが取りにくいんですよね。クルーズ旅って大抵7日間なんです。そうすると、出港地への行き帰りを合わせて9日間くらいはお休みしないといけない。でも、最近は働き方改革なども言われているので、だんだん変わっていくでしょうね。

 

ロズリン : みなさんが不安になる点として、揺れの問題はどうですか。

 

中川 : それはどうしても、地域や気候によっては揺れることもあります。リバークルーズはほとんど揺れないので、初めての方にはおすすめです。

ちなみに大きい船だと揺れない、小さい船だと揺れるとか、そういうわけではないんですよ。大きい船はゆらーんという感じ、小さい船はもうすこし小さく揺れる感じです。でも、薬を飲んでおけばすむことですし、船には必ずお医者さまが乗っていますから、そこで薬をもらうとか、注射を打てば5分で効きますよ。眠くなっちゃうのがちょっともったいないですけどね。

 

 

後編に続きます。

 

 

 



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日本で人生の半分以上を暮らし、動物(特にネコ)と自然、最近はゴルフも愛する、心優しきオーストラリア人。
ワインなら何杯でも?いける口です♪

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