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9児の母であり、医師 クリスティーナ・ジーゲルさん 後編

今回出ていただくのは、アイルランド出身のクリスティーナ・ジーゲルさん。実は彼女のおなかにいるのは、9人目のお子さんです。生まれる直前にインタビューを受けてくださいました。多くのお子さんを育て異国に住む生活。毎日、どんな風に生活しているのか? またどんな子育てをしているのか、興味津々です。

 

 

●子供たちは公立の日本の小学校に通学させている

 

ロズリン : お子さんが8人もいると、ごはん時など大変でしょうね。

 

クリスティーナ : うちは基本的には、家族全員で食事をすることにしています。ごはん時にはルールが1つあります。それは食事の選択肢はないということ。出てきたものを食べてもらいます(笑)。そして子供たちにも、手伝ってもらうので、彼らにも仕事があるんですよ。夕食はお手伝いさんをお願いしているので、一緒に作ります。みんな和食が好きで納豆もぎょうざもよく食べますね。買い物は大変なのでオンラインで頼むことが多いです。

 

ロズリン : それはいいですね。ご主人も一緒に食事できるんですね。

 

 

クリスティーナ : 夕方は17時に帰宅しますので可能です。米国西海岸の企業と仕事をしているので、時差の関係で、逆に朝は早く起きて仕事してます。

 

ロズリン : 家族旅行もおおごとになりますね。

 

クリスティーナ : そうですね。全員でしたのは、今までで1度だけです。通常は主人か私のどちらかが家に残り、たとえば女子チームで旅行するなど分けて行動します。

 

ロズリン : 楽しそうですね。日本での生活はいかがですか?カリフォルニアのほうが自然が多く、子供を育てやすかったんでは?

 

クリスティーナ : 確かにカリフォルニアの家は、目の前に海があり、山にも囲まれ、本当に自然豊かでした。でも日本の都心の生活はとても便利で、子育てがしやすい。子供たちも楽しそうで、特にアメリカの生活がよかったとは言っていませんね。ヨーロッパもそうですが、日本は家族が中心なので、私にはとても暮らしやすいです。アメリカは個人主義が強く、個にあまりにもフォーカスしてくるので、子育てに難しさを感じていました。

 

 

ロズリン : 確かにそうかもしれませんね。今は日本で、学校はどうしてるんですか?

 

クリスティーナ : 15歳の長男は、アメリカのハイスクールの授業をインターネットで受けていますが、他の子たちは日本の公立の小学校や近所の保育園に通っています。

 

ロズリン : 日本語はできますか?

 

クリスティーナ : ヨーロッパでは2か国語話せるのが普通なので、現地の学校に入れれば、自然と日本語が身につくだろうという目論見です。

 

ロズリン : なるほど。事前に日本語の勉強をさせましたか?

 

クリスティーナ : ほとんどしてませんが、子供はなじむのが早いですね。

 

ロズリン : すごいですね。日本とアメリカではかなり違うんでは?

 

クリスティーナ : そうですね。アメリカは親が車で送り迎えが必須ですが、日本の学校は歩いて行ける。これは治安の問題でもありますが便利です。また給食があり、給食当番の制度があるのをすごく気に入っています。そして、アメリカはどんなに小さな子でもアイパッドなど電子機器を使って教育が行われていますが、日本は鉛筆で書くという基礎を大事にしているのがいいと思います。電子機器は急がなくても、その時がくればすぐにできますからね。そういうことより、自分で判断できる基礎を養うことが大事だと思っています。

 

 

●大切にしているのは、親の行動や姿勢を見せること

 

ロズリン : 子育てでなにか心がけていることはありますか?

 

クリスティーナ : 将来の大人を育てている意識が強いですね。もちろん、それぞれ性格が違うので、対応は違います。とてもおしゃべりが好きな子、静かにしているのが好きな子、部屋で読書をしている子と、みんな違いますが、自分に注目してほしい時期は必ずある。私も見ますが、うちの場合は、兄妹に話を聞いてもらったり、相談したり、慰めあったりしていますね。思い返すと、最初の子が一番大変でした。次からは兄妹と遊ぶようになり、子供が多ければ多いほど、楽だと今は感じています。3歳から6歳は子供が自分の力を試す時期なので、なるべく自由にさせるようにしていますね。

 

 

ロズリン : 1番大事にしていることは?

 

クリスティーナ : 言葉よりも、親として行動や姿勢を見せることでしょうか。それを見て子供がそのことを大事だと思うようになります。今、私はアメリカの大学の通信課程をとっており、ネットで勉強しているのですが、それを見て長男がスタンフォード大学のハイスクールに入学し、ネットで学ぶことを決めました。子供は常に親を見ているものです。

 

ロズリン : お子さんの世話で本当に忙しいでしょうに、大学の通信課程もとっているとは。素晴らしいですね。

 

クリスティーナ : 医師はやめましたが、医学に貢献したい気持ちはあります。特に公衆衛生に貢献したいので、研究しています。学ぶことは楽しいですよ。通信でも3か月ごとに大学にスクーリングにも出かけており、次は1月なので、生まれてくる赤ちゃんと行くことになるでしょう。

私には自分のための時間も日々必要なんです。それがないと母親としてもやっていけない。それをみんな理解してくれているので、「はい、ここからは私の時間」という区切りがあります。

 

ロズリン : それはすばらしいことです。クリスティーナさんがとても健康な秘訣を伺いたいんですが、何か気を遣っていることはありますか?

 

クリスティーナ : どんなに忙しくても運動します。家族で利用できるジムに入っていて、そこに行きますね。その姿も子供は見ています。あと、6時に起きて21時に寝るサイクルです。よく寝ていますよ。

 

ロズリン : わぁ。健康的ですね。見習いたいです。今日はクリスティーナさんのエネルギーの秘密がわかったような気がします。ぜひ無事に赤ちゃんを産んでお写真を見せてくださいね。

 

クリスティーナ : ありがとうございます。

 

 

【感想】

実はこのインタビューの日の夕方、ご自宅で無事元気な女の子を出産されました!

 

 

キャリアのことから家庭のことまで語ってくれたクリスティーナさん。とてもエネルギッシュで、話しているこちらも元気になりました。子どもの中にも社会があることをしっかりと認識して、大人と同じように接する姿勢がとても印象的でした。

出産後もスクーリングするとのこと。いつまでも自分らしく輝いているクリスティーナさんを応援しています!

 



Profile

日本で人生の半分以上を暮らし、動物(特にネコ)と自然、最近はゴルフも愛する、心優しきオーストラリア人。
ワインなら何杯でも?いける口です♪

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