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9児の母であり、医師 クリスティーナ・ジーゲルさん 前編

今回出ていただくのは、アイルランド出身のクリスティーナ・ジーゲルさん。実は彼女のおなかにいるのは、9人目のお子さんです。生まれる直前にインタビューを受けてくださいました。多くのお子さんを育て異国に住む生活。毎日、どんな風に生活しているのか? またどんな子育てをしているのか、興味津々です。

 

 

●おなかにいる9人目の赤ちゃんと共に

 

ロズリン : 今日は、臨月なのに来てくださって、本当にどうもありがとうございます。おなかの中にいるのは、9人目のお子さんですね。

 

クリスティーナ : はい。うちには15歳を筆頭に、6人の息子と2人の娘がいます。私はアイルランド生まれですが、主人がカリフォルニア出身の関係で、6人アメリカで出産し、2人がアイルランド。そして今回、43歳にして初めて日本での出産を迎えます。

 

お子さんたちのブーツ。かわいらしい!

 

ロズリン : そうなんですね。日本にいらしたのは、ご主人の仕事の関係ですか?

 

クリスティーナ : はい。ソフトウェア関係の事業をしています。結婚当初はカリフォルニアのサンタバーバラで仕事をしていました。起業し、日本には5年の予定できていますが、今は非常にビジネスがうまくいっており、家族はみんな日本が好きですし、もっといることになるかもしれません。

 

ロズリン : ご主人との出会いは?

 

 

クリスティーナ : 私はアイルランドで医学を学びましたが、アメリカで研修医をしていた頃に知りあいました。アイルランドは人口が400万人ぐらいの国なので、海外で働きたい人が多いんですね。私もアメリカで働きたくて、現地で試験を受けるために渡米したんです。

 

ロズリン : 当初からお二人はお子さんをたくさん欲しかったんですか?

 

クリスティーナ : はい。割と早い段階で、キャリアと子育てについて話をしましたね。私が医師になるということで、「僕は結婚したら、子供がたくさん欲しいと思っているけど、そうなるとあなたのキャリアが犠牲になる」と言われたんです。彼が1枚の紙を出して。それに2人が結婚した場合の、10年後、15年後までの計画をたてたんです。とにかく2人とも子供が多いほうがいいということで、結婚前に、5人出産の予定をたてました。

 

 

ロズリン : それはとてもユニークですね(笑)。医師の仕事のことはどう考えましたか?

 

クリスティーナ : キャリアよりも子供を優先することにしました。実際、内科医として勤務はしましたが、3人目の出産の後、仕事はやめ、育児に専念することにしたんです。

そして、計画に従い35歳までに5人出産の予定でしたが、もう1人できて、結局6人産みました。でもちょうどその後、周囲の友人たちが産み始めて。それを見ていたらかわいくて、もう1人!と産んだら、その子に年の近い子がいたほうがいい、と思いさらにもう1人産んで、合計8人に。そして今回は日本で生みたくなったという(笑)。主人も子供が大好きですし、みんな元気で、トラブルもなく、本当に私はラッキーだと思っています。

 

ロズリン : すばらしいですね。ご両親もうれしいでしょうね。

 

クリスティーナ : 普通、祖父母は孫が来るとうれしいと思いますが、うちの場合は1時間もすると、騒々しくて我慢できなくなるみたいですよ(笑)。

 

●過去8回、全て自宅出産を選んだ

 

ロズリン : クリスティーナさんは何回お産してもとても元気ですが、なにか秘訣はありますか?

 

クリスティーナ : もともと丈夫なことが大きいです。アイルランドでは、子だくさんな人はけっこういるので、その血統なのかもしれません(笑)。ただ、私はどの国で出産する時も、いわゆる「産婆さん」の手ですべて自宅出産しています。

 

 

ロズリン : そうなんですか。それはびっくりです。日本では今は産婆さんは「助産師」さんといいますが、アイルランドではそういう職業の方はなんと呼ばれていますか?

 

クリスティーナ : ミッドワイフです。

 

ロズリン : クリスティーナさん自身、医師なのに、どうして自宅出産を選ぶんですか?

 

クリスティーナ : 人間の歴史の中で、病院で産むようになったのはまだ最近のことで、長い間、女性は産婆さんの助けを借りて自宅出産していましたよね。今まで経験してきて、とても自然に出産ができて、気に入ってます。私の通う助産院では、自宅出産を望むと、出産まで毎回1時間ぐらい検診で見てくれます。これもすばらしいです。

 

ロズリン : でも自宅の出産の途中で、何かあったらと心配はない?

 

クリスティーナ : 少しでも問題があれば、すぐに提携の病院にいくので大丈夫ですよ。

アメリカでは自宅出産と病院での出産と完全に分かれていますが、病院では痛み止めの薬も使うし、帝王切開も増えています。みんな帝王切開を簡単に考えていますが、回復するまで長いし、術後もかなり痛いようです。自然分娩だと、産んでしまえばあとは痛くないし、体の負担も少ないですから。

 

ロズリン : でも、陣痛など痛いでしょう? 自宅で痛がると、お子さんたちが怯えません?

 

クリスティーナ : 確かに自宅出産だと痛み止めはないですが、骨折のような痛みとは違う種類で、我慢しやすいかもしれません。子供たちは寝ていますし、痛みというよりか圧力を感じ、波のような感覚で。東京マラソンを走ってるような感じともいえます(笑)。そういう状況で、事前に何度も検診してお話をして親しくなった方がつきそってくれるのでとてもリラックスして産めるんです。

 

ロズリン : なるほど。自然なお産をしてきたから、今の元気なクリスティーナさんがいるんですね。

 

後編に続きます。

 



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日本で人生の半分以上を暮らし、動物(特にネコ)と自然、最近はゴルフも愛する、心優しきオーストラリア人。
ワインなら何杯でも?いける口です♪

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