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ケネス・トラファントさん 後編

 

ビデオアーティストを目指して、日本で活動しているケネス・トラファントさん。

アメリカ南部・ニューオーリンズから来日して約10年。生い立ちや母国での活動、日本での夢についてうかがいました。

 

ビデオアーティストとしての夢

 

ロズリン:日本に来た当初は旅行が目的だったんですよね。

 

ケネス:はい。最初は拠点を名古屋にして、日本中を旅しました。

 

ロズリン:その頃、生活費はどのように稼いでいたのですか?

 

ケネス:英語教師です。今も続けています。

ただ日本に来て1年、また1年と滞在がのびていき、東京に住んでみようと思った時から、これはもう単発の仕事ではなく、日本で落ち着いて仕事をしようと思いました。いろいろ考えて、自分が目指したいものはビデオアーティストだとわかりましたし。

 

ロズリンなるほど。それで今の仕事も始めたんですね。

 

 

ケネス:はい。でも当初はなかなか難しかったです。アメリカと違って、人脈もないので、どうしていいかわからなくて。

とはいえ、僕は人と話すのがとても好きなので、いろんな方と交流して、少しずつ仕事が増えてきました。今はミュージシャンの方のムービーが多いです。

ジャズバンドやロックバンド、R&Bなど。なかなか予算が少ないので、仕事としては難しい状況ですが、楽しんでやっています。

 

 

ロズリン:東京シンフォニアのお仕事はどのように探したのですか。

 

ケネス:実は、僕はフリーメイソンに入っているのですが、そのご縁で紹介されました。

 

ロズリン:まぁ。そうなんですか。実は私の父もメンバーなんですが、子供の頃は女性や子供には秘密で話してはいけないことだったのに、最近はとてもオープンで驚いているんですよ。

 

 

ケネス:そうみたいですね。東京シンフォニアのお仕事はとても楽しいのですが、実は僕は指揮者や演奏者のインタビューや観客の感想などもいれたドキュメンタリーを作ってみたいと密かに思っています。

 

ロズリン:それはおもしろそうですね。ぜひ提案してみてください。他にこんな作品を作りたいという希望はあるのですか?

 

ケネス:様々な人にフリースタイルでインタビューをして、自分のYou Tubeで流したいんです。でもただ流すのではお金にならないので、広告主を探さないといけないでしょうね。ゆくゆくはそれをビジネスにしたいと思っているのですが。

 

ロズリン:それもおもしろそうですね。

 

ケネス:でもどこの企業がスポンサーになってくれるか、わからなかったんです。実はいつも突拍子もないことを考え付くので、周囲からビジネスとして現実的ではないと言われてしまって。仕方なくといったらなんですが(笑)、ビジネスとは何かを学びたくて、日本でグロービスのビジネススクールに通い、MBAをとったんです。

 

 

アメリカより日本のほうが自由に動ける

 

ロズリン:有名な学校ですね。授業もきつかったんじゃないですか?

 

ケネス:普通は2年ですが、僕が行ったのは1年コースだったので、週4日1日6時間の授業はけっこうきつかった。でもとてもいい学校でした。ケーススタディから学ぶので、現実的でした。

 

ロズリン:ビデオアーティストになることと、学校で学んだことは結びつきますか?

 

 

ケネス:ビデオアーティストは、夢をかなえるための手段かもしれません。理想は新しい社会を創出するリーダーを育成することなんです。だからそういう可能性のある方をインタビューして、世界中に紹介したい。その方法を、今後探っていこうと思っています。

 

実は学校で知り合った友人で、とても情熱的な人がいます。何かをやりたい人と、そういう人を求めている同士をあわせてチャンスを作りたい。彼は東京にいろいろコネクションをもっているので、一緒にがんばろうと力を合わせているところです。そのためのサイトも準備中なんです。

 

ロズリン:うまくいくといいですね。でもビジネスは日本よりアメリカに戻ったほうが、やりやすいのではないですか?

 

ケネス:逆です。ニューオーリンズは何かやろうと思った時に、なかなかことがうまく進まない土地で、フラストレーションが多いところです。

僕にとっては、日本のほうがビジネスを立ち上げやすく感じます。でも、日本に自由さを感じるのは、外国人だからかもしれません。

 

 

ロズリン:そういうところもあるかもしれませんね。私は組織の中で働いていますが、フリーでやるのはなかなか覚悟のいることです。

他にやりたいことはありますか?

 

ケネス:英語を3か所で教えているのですが、これがとてもやりがいがあるので、今後も続けていきたいです。1つは幼稚園。小さなところですが、とても自由に教えさせてくれます。2つ目は予備校で、これはレベルも高くやりがいがあります。もう1つが文化服装学院です。ここでの授業はけっこう人気があるんですよ。

 

あとこれも夢ですが、自分が撮影するドキュメンタリーや、脚本を書いたドラマに自ら出たいんです。なので役者もやってみようと、いろいろオーディションも受けています。このインタビューを見て、誰か僕を使ってくれないかな(笑)

 

ロズリン:いいご縁があるといいですね。

 

 

ケネス:最後に今動き始めたフィルムとビデオのプロジェクトについて、少し宣伝させてください。ライブイベントを撮影して僕のYou Tubeのアカウント(プロフィール欄参照)で公開中です。

いつもは音楽ライブ中心ですが、近々ファッションショーも撮影する予定です。あと、実は2つの自主映画のショートムービーも撮影しています。

 

ロズリン:うわぁ、素晴らしいですね。

 

ケネス:ゴール(目標)は、日本で、これらの仕事をより成長させることです。もちろん、自分で立ち上げた映像とブログのプロジェクトも進めていきますよ。

 

 

ロズリン:夢に向かって充実した毎日で、ものすごく忙しいと思いますが、お休みの日は何をしてるんですか?

 

ケネス:今は日曜日だけが休みです。基本は妻と一緒に過ごします。彼女が好きな鎌倉や美術館へ行ったり、おいしいものを食べたり。

1人の時は、映画を見たり本を読んだり。あと散策が好きなので、住んでいる高円寺のあたりをよく歩いています。

 

高円寺のお祭りにて、お友達と。

 

 

ロズリン:高円寺は外国の方にとても人気があるんですね。

 

ケネス:そうです。商店街がおもしろい。その前は阿佐ヶ谷に住んでいましたが、あのあたりは阿波踊りなどお祭りも盛んで、地域の人とも交流できるし、最高です。居酒屋も大好きですよ。

 

ロズリン:とても日本にとけこんでいますね。ぜひ夢を叶えてください。

 

ケネス:ありがとうございます!

 

 

<感想>

短いインタビューの中で多くの夢を語ってくださったケネス。

バイタリティーに溢れ、聞いているこちらもワクワクしました。

困難な状況であっても、楽しんで取り組もうという姿勢はとても大切です。

日頃つい忘れてしまいがちですが、今回のインタビューで改めて実感しました。

日本でぜひ夢を叶えてほしいですね。彼の今後の活躍に期待しています!

 

 

<ケネスさんプロフィール>

アメリカ南部・ニューオーリンズで育つ。

ロヨラ大学ニューオーリンズ校芸術学部にて映画学を専攻。

卒業後は地元のテレビ局に勤務し、トークショーや短編ドキュメントなど様々なジャンルの制作に携わる。

来日後の2014年にグロービス経営大学院にてMBAを取得。

以降、東京で活動の幅を広げている。

 

■ケネスさんの作品はこちらから 

URLhttps://www.youtube.com/user/bycommittee

      https://vimeo.com/6644689   

 

 

 



Profile

日本で人生の半分以上を暮らし、動物(特にネコ)と自然、最近はゴルフも愛する、心優しきオーストラリア人。
ワインなら何杯でも?いける口です♪

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