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あさば 桜幻想

先日、伊豆修善寺にある温泉旅館 「 あさば 」 に宿泊しある演奏会を鑑賞してきました!
 
以前にも、このブログであさば旅館を紹介したことがあります。
旧大聖寺藩主前田子爵より寄進された 「 月桂殿 」 という能舞台をその施設にもち、前回は狂言を鑑賞したことをご報告しました。
この月桂殿は宿泊用のほとんどのお部屋から眺めることができます。
 
< 温泉旅館あさばの情報はこちら >
URL: http://www.shuzenji.info/ryokan/asaba.html
 
今回は狂言でも能でもなく、なんと琵琶、津軽三味線、チェロ、クラリネットという洋楽器と和楽器を組み合わせで競演する、「 桜幻想 」 というユニークな演奏会でした。

 
月桂殿の横には石のステージが常設で備えつけられていて、今回は能舞台ではなく、このステージと池に浮かぶ小舟上での演奏でした。


  

まず最初の演目は、薩摩琵琶による口上と演奏からなる 「 祇園精舎(平家物語) 」 と、チェロによる 「 無伴奏協奏曲第1番(バッハ) 」 との同時に繰り広げられる演奏。
想像できますか?正直に最初は 「 えっ 」 と違和感を感じたんですが、演奏が進むうちに不思議と心地よく、日本の古典と西洋の古典が重なって、素晴らしい化学反応をおこしていました
♪
 
つづいては、クラリネットによるジャズ  「 It might as well be spring 」。
その登場がまたドラマティックでした! まずクラリネットの演奏だけが辺りに響き始め、突然小舟にのった奏者が後方から現れるんです。


  

演目の中でも私が一番気にいったのは、チェロ、クラリネット、津軽三味線、薩摩琵琶とすべての奏者が顔をそろえた 「 リベルタンゴ 」き
アルゼンチンタンゴ、ピアソラの代表曲であるこの曲は、あのヨーヨー・マのチェロ演奏でCMにも起用されたから、ご存知の方も多いのでは?

この競演は南米のリズム感がって、
kyu 思わず足で調子をとるようになってしまいました。

  

そして薩摩琵琶と津軽三味線と和の競演 「 水紋 」 が続きます。
この二つの楽器は弦楽器ですが、打楽器的な要素もあり、この演目ではその打楽器の要素が存分に活かされ、まさに池に水紋が広がるかのような力強い演奏でした。
 
最後は今回の演奏会のタイトルにもなった「桜幻想」。

今回も四つの楽器全てが奏者に使われ、
 「 願わくば 花の下にて 春死なん その如月の望月の頃 」
 「 世の中に 絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし 」という、
この時期にふさわしい和歌を織り交ぜた、激しくもはかないクロージングの演奏でした。
 
不思議と見事に調和した調べは心地よく響いて、とても楽しむことができました。
 
それぞれの奏者は、その道で活躍をされている、まだ若い方ばかり
=3
薩摩琵琶奏者は荒井靖水さん。クラリネットは熊倉未佐子さん。チェロは橋本歩さん。津軽三味線は柴田正人さんでした。
中でも津軽三味線の柴田さんは、なんと15才という年齢からこの楽器をはじめ、演奏家としては遅いスタートにもかかわらず、数々の受賞歴があります。
国内外で演奏活動を展開し、現在は二人の妹と共に 「 津軽三味線 柴田三兄妹 」 としても活躍しているそうです。
 
各演奏者に興味があったら、WEBサイトで検索してみてくださいね。
 

  

あさばは露天風呂も素晴らしいので、こちらも是非堪能してほしいです。
以前宿泊した際、湯船につかっていると、すぐ目の前にひろがる池に白鷺がやってきたこともあったんですよ。

日常を忘れ、本当にリラックスできます。


 


Profile

日本で人生の半分以上を暮らし、動物(特にネコ)と自然、最近はゴルフも愛する、心優しきオーストラリア人。
ワインなら何杯でも?いける口です♪

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