Interview

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歯科衛生士 橋詰いづみさん 前編

  







   歯科衛生士
   橋詰 いづみ さん をお招きしての
   前編です。






ドイツで歯科衛生士として活動している橋詰いづみさん。
若い頃はなんとバレリーナになるために、ドイツで学んでいた時期もあったとか。
そこから歯科衛生士となり、一男一女を育てながら、活動している橋詰さんの
道程や考え方、ドイツと日本の歯科に対する意識の違いなどをお聞きしました。



バレリーナを目指して、大学を中退しドイツに
 
ロズリン:橋詰さんは、以前、アパガードWEBサイトのブログで、ドイツ在住の歯科衛生士
     ブロガーとして、活躍していただいたんですね。

     そもそも橋詰さんとドイツのご縁は、いつから始まりますか?
 
橋 詰 :子供の頃からです。父の仕事の関係で6歳の時にドイツのミュンヘンに渡りました。
     その時、子供心にここは自分にぴったりな自由な雰囲気の国と思ったのです。
 
     サクランボの木に登って実を食べたり、道路を裸足で歩いたり。
     日本に戻った後も、いずれ自分はドイツに戻りたい。という気持ちが心の中に常に
     ありましたね。
 

ロズリン:そして大学の時に戻ったのですね。
 
橋 詰 :はい。日本の大学に入り4年生の時に、中退してドイツに行きました。
     私は子供の頃からバレエをしており、バレリーナになりたくて。でも当時の日本では
     一般的にバレリーナとして自立するには難しかったので、ヨーロッパに活動場所を
     求めるしかなくて。

  


ロズリン:中退していったとは、すごい情熱ですね。
 
橋 詰 :はい。身体的なことなどいろいろ考えて、行くタイミングが自分ではその時でした。

     ハイデルベルグマンハイム音楽学校のバレエ科に行きました。
     実はいきなりプロとして活動しようかとも思いましたが、一人での外国暮らしに自信
     がなかったので、まず学校に腰を落ち着け、オーディションなどを受けていこうかと
     思っていました。
 

ロズリン:すごいですね。言葉は大丈夫でしたか?
 
橋 詰 :行く前に語学学校に通い、バレエ学校にいながらも通っていました。
     言葉より一人暮し、そしてお金もあまりなくて、何を食べたらいいかわからない。
     どう活動もしていいかわからない。当時は、周囲に日本人もいなく、とても孤独な
     日々でした。
 
ロズリン:私もハイデルベルグに留学していたことがあり、友人と住んでいましたが、本当に
     お金がなくて。
     スーパーにいって、二人でお金をあわせても足りなくて、持っていた切手を出して
     勘弁してもらったこともあります ( 笑 )。


  


橋 詰 :食べものには困りました。肉体労働者ですから、おなかがすいて。
     よく食べていたのが、ドイツのミルヒライスという、すぐ潰れてしまうお米を炊き、
     それに1個50円ぐらいだったアボカドのスライスをご飯の上にのせるのです。
     しょうゆをかけ、目をつぶって食べると、ちょっとマグロのトロを食べているような
     気になるので ( 笑 )。

     目をつぶって、いつもおいしい!と自分に言い聞かせてました。
 
ロズリン:あら、ヘルシーでおいしそうじゃないですか。
 

橋 詰 :
当時は必死でした。そしてやはり気持ちも体も不安定になり、そういう時だから
     かケガをしてしまったのでしょうね。
     きっぱりやめることを選択しなければいけないほどの大ケガで、22歳のことでした。

     自分の大切に打ち込んできたことが無になるような気がして、とても悲しかったです。
 
     お金はありませんでしたが、何故かドイツに残りたかった。両親が連れ戻しにドイツ
     へ来た事もありましたし、親戚からも説得の電話がかかってきて。

     あの時、つらかったです。結局帰国せず、ドイツで自分の生活費を得るために就職
     することにしました。
 

ロズリン:バレエ関係ですか?
 
 
橋 詰 :いえ。現地のバレエスクールで教えたこともありましたが、ケガ以降はきっぱりと
     やめることにしました。

     そして日本の企業、流通関係に就職しました。電話のとり方、タイプの打ち方、
     注意される事ばかりでした。とてもいい経験でした。

     そこには2年在籍しましたが、後も現地、日本企業の商社やメーカーで働きました。
 
 


日本で資格をとり、ドイツでその技術をいかせる道へ
 
ロズリン:では歯科衛生士になるきっかけは?
 
橋 詰 :現地で今の夫となった人と知り合ったのですが、私がメーカーで働いている時に
     彼が日本に戻ることになりまして。
     でも彼はいずれ、ドイツに関係ある仕事か、こちらに戻って仕事をしたいという展望
     があったのですね。

     私も何か手に職をつけたいと考えていた時に、私の先輩が日本で歯科衛生士の
     資格をとって、ドイツで働いている話を聞きまして。

     ドイツでも日本の資格を使って働けるなら自分もやってみたいと思い、一時的に
     日本に戻り、学校に入りました。
 

ロズリン:それまでとまったく違う勉強ですが、どうでしたか?


    


橋 詰 :やってみるとのめりこみました。
     解剖学や体のこと、むし歯や歯周病のメカニズムなど。自分が今まで疑問に思って
     いたことがどんどん解決して。
     
     日本の歯科衛生士は当時2年間学ぶのでしたが、歯科の知識としては医師と同じ
     内容を学びます。
 

ロズリン:すばらしいですね。でもドイツで最初に働くのは、難しくなかったですか? 
 
橋 詰 :結婚後、ドイツに戻って、新聞に求職の広告を出したら、ある病院から連絡がきまして。
     そこからドイツでの歯科衛生士の日々が始まりました。
 

ロズリン:後半では、現地で歯科衛生士になって感じたことなどを教えてください。






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日本で人生の半分以上を暮らし、動物(特にネコ)と自然、最近はゴルフも愛する、心優しきオーストラリア人。
ワインなら何杯でも?いける口です♪

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